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2013
08.10

福島へ

Category: 未分類
先週の土曜日(3日)、まおまみーさん・ぽんぽんさんに同行させていただき
念願の福島行きが実現した。
震災関連のニュースや、現地へ通っている方々のブログ等で見知った様子を
自分の目で見たかった。
そして何より、その場所の匂い・音・空気を感じたいと思っていた。

IMG_1640.jpg

磐越道・常磐道を通るのは初めて。
夏の高速道路らしい濃い緑の景色が広がっていた。
高速を下りて何ヶ所か給餌場所を回った。
伸び放題の雑草や道路に覆いかぶさるように出っ張った笹や木の枝をくぐり抜け
餌を置かせていただいているお宅へ向かう。
じっくり見てはいけない気がしながら家の中を覗いてみた。
縁側に積まれたままの布団、棚から落ちて散乱した物たち。
餌を置かせていただいている納屋の中は、湿気と動物たちの糞と放置された肥料等
の匂いに満ちていて息を止めたくなった。
探している飼い猫が家の中に入れるように窓と玄関を開けてあるお宅は、玄関に
一歩入っただけで先に行った納屋と同じ、家の中は湿気を帯びたカビ臭さ。
一時帰宅された時、それぞれのお宅の方の心境を考えると複雑な気持ちになった。
給餌の合間に、ローラの保護主・おやじさんご夫婦にお会いできた。
保護された犬や猫たちにも会ってコーヒーをいただいて、次の場所へ向かった。
その場所に近づいた時、車の数メートル前を走る猫の後ろ姿が見えた。
人が入れないほど雑草に遮られた先にある小屋にあの子は入って行き、遠くから
覗く私たちをじっと見ていた。
雨風はしのげても、何とか食べる物をみつけられても、過酷な環境に変わりない。

IMG_1647.jpg

一通りの給餌を終えて慰霊碑がある海岸方面に向かった。
車を降りた途端、潮の匂いと波の音。
そして思ったのは、何なんだろう この景色は。
家々が建っていたはずの場所一面に月見草や雑草の緑、所々に残った家の土台の
コンクリートのグレー。
ぽつんぽつんと、流されずに済んだものの家の中に海水が流れ込んで引いていった
痕跡が残る家。

IMG_1648.jpg

海の方へ歩いていくと漁港に出る前のコンクリートの壁が崩れ落ちて分断されていた。

IMG_1649.jpg

その向こうには、防潮堤手前に乗り上げたまま放置された船。
一見穏やかなこの海になにもかも流されて飲み込まれて。
その場に立っているのにピンとこない。
一瞬思考が停止してしまった気がする。

IMG_1646.jpg

おそらく建物の柱だったコンクリートの塊から、潮風に晒され錆びてぐにゃりと
曲がった鉄筋が出ていたり。
どれだけの力が加わればこんな形になってしまうんだろう。
その塊を見た時、広島の原爆ドームが頭に浮かんだ。
人災と天災。
福島はどちらも一度に受けたのだと思った。

帰る道すがら、再開した道の駅で復興に向かう兆しを感じ、住宅地の一角には仮設住宅が
あって自宅に戻れない方々の暮らしを思い。
あの小屋で会った猫や保護された犬の姿がよぎり。
大したお手伝いはできないけど、また現地へ行きたいと思った。


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